ポケモン×工芸展―美とわざの大発見― / 広島県立美術館
数年前、多分、初めて「ポケモン×工芸展」が開催され、テレビの特集番組を見たとき、「いいなぁ、見たいなぁ」と思ったが、自分にはその機会はないんだろうな、と思っていた。なので、今回、素晴らしい作品を見ることができて、とても嬉しい。
どの作品も「超絶技巧!」と「カッコいい!」しかことばが出なかった。
いや、もう。恐ろしい技術とこだわりと集中力と労力が詰まりに詰まった作品ばかりだった。
実は私はポケモンをそんなに知らない。だけどもし知っていたら、作家のポケモン愛もがんがん伝わってくるんだろうなぁ、と想像した。
今から30年前に、一番最初のポケモンのゲームがリリースされ、直撃世代が大人になり工芸作家になり、この作品を作り上げているんだろうなぁ、とも思った。
30年という時間の流れと、人々の誕生と成長と人生と。そして工芸の技を受け止めてくれた「ポケモン」の懐の深さ。
なんかさ。いろいろ下世話なことも考えてしまった。
今の時代、工芸作家として食べていけるのか。せっかくの技を需要がなくて披露できる場所がないのではないか。
なんてことをさ、思っちゃうわけですよ。
それにこんなに手の込んだ作品、たくさん作れるはずもないので、「ひとりでポケモン工芸展」を開催するのはとても難しそう。
なので、そういう人たちの「ポケモン」という共通のテーマで作られた作品が集まってよかったなぁ。
どうやってもこれ以上まとまらなかったので、まとまらないまま書くが、そんなことをもやんもやんと考えながら、「超絶技巧!」、「カッコいい!」とだけ言いながら、作品を見て回った。
会場ではスタンプラリーをやっていて、美術館で3つ、JR広島駅のポケモンセンターで1つ、合計4つのスタンプを集めてステッカーをもらった。
人気作品の人気展示会のせいか、美術館のチケットはネットで購入し、QRコードかコンビニで発券するかしかなかった。そう、綺麗な絵柄の「チケットの半券」がなかった。そういうものを手帳やノートに貼って悦に入っている私なので、とても寂しかったが、今回のステッカーはまるでチケットの半券のようなデザインなので、その代わりとして手帳に貼ることにした。
キリエの日々
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