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黒田

還暦になる両親に、長らく行っていなかったジャンボおしどり寿司でご馳走した。ローカルチェーンの寿司店である。
最後に行ったのはいつだったか……通っていた時期はまだ幼少で、えびといなりしか食べられなかったので、水槽を泳ぐ魚が楽しみで来ていたようなものだ。一応回転寿司店の肩書はあるのだが、その面影(設備)が残ったまま回らない寿司屋になっていたようだ。水槽も見える位置から移っていた。
格安チェーン店が勢力を上げる中で、目の前で板前さんが握る、多少値が張ってもボリュームのある握り寿司はやはり美味い(昔はもっとあった気がするが)。私はイカが好物なのだが、肉厚で甘味もあって美味かった。その中でも度肝を抜いたのが、寿司ではなく粗汁だ。手のひらいっぱいほどの身がまるっと入っていたのだ。もはやそれだけでお腹がいっぱいになりそうな……(自分は興味が無いので頼まなかったが)。粗汁を頼めば案外コスパ良いのでは、と思うなどした。
昔は行くたびに、活き鯵のお造りを頼んでは息絶えるまで眺めていたものである。今も健在のようだったが、粗汁で満腹になったため断念。次回はぜひ頼みたい……のだが、最近こういうものが駄目になってきていることも事実。子どもの頃の、アリを踏めるような無邪気さなどない。

……

いや、ゴ(自重)は踏んだ。駆除目的だったとはいえ、なんでそれは踏めるの……

黒田
黒田 @krdrailway.gijirail.com

持病と闘う絵描きの日記

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