#1 クマの人身被害が起こる中で、それでも山に入る人の命をどう守るか
昨日、青森県の八甲田の山にタケノコ採りに入った男性が行方不明になり、クマによる人身被害に遭った可能性が高いというニュースを読んだ。
【速報・追記あり】クマのそばに「人らしきもの」が倒れている 「タケノコ採りにいった友人が戻ってこない」という通報で捜索 青森県八甲田 | 青森のニュース│ATV NEWS│青森テレビ
<クマのそばに「人らしきもの」が倒れている>青森市の八甲田山系で6月28日、クマによる人身被害の恐れがある事案が発生しました。青森市や警察によりますと、6月28日午前6時ごろ、八甲田ホテルの東側約540メート…

行方不明になった男性がどうか無事であってほしいと願うばかりである。
もちろん、山菜やタケノコ採りを仕事にして生活している人もいるため、一概に「山へ入るべきではない」と言うことはできない。しかし、今回の現場付近では数日前にも女性がクマに襲われる人身被害が起きていた。そのような状況でも山に入らなければならないことに、私は正直、命の危険を感じないのだろうかと思ってしまう。
そもそもタケノコは人間だけでなく、クマにとっても大切な食べ物である。同じタケノコを探して人間が山へ入れば、クマと出会ってしまう可能性はとても高くなる。クマの生活の場に人間が入っていく以上、事故が起きる危険は避けられない。
これは大雨で土砂災害の危険が高いときに、危険な崖の近くへ行くようなものではないだろうか。危険があると分かっている場所へ自ら入ることは、それだけ命を危険にさらす行動である。
毎年のようにクマによる人身被害が繰り返されている現状を見ると、個人の判断だけに任せることには限界があるように思う。被害が相次いでいる地域や山では、一時的に山への入山を禁止することも必要なのかもしれない。
命より大切なタケノコはない。自然の恵みは大切である。しかし、それ以上に大切なのは人の命である。これ以上、クマによる悲しい事故が起きないよう、安全を最優先に考えるべきではないかと思う。