衆院愛知16区投票結果における立憲・公明勢力の減退

愛知16区は24年総選挙で分割新設された選挙区で尾張地方北部の市町からなる。連立与党は当初公明党に一本化されていた。26年総選挙では公明党の連立与党離脱・立憲との合流による中道改革連合となり、旧公明党犬飼氏は比例区単独(中道改革連合)に転出しており立憲・公明の流れを汲む候補は松田氏に一本化されていた。

2024年衆院総選挙(得票上位3名)
福田徹(国民民主党) 69,823
松田功(立憲民主党) 61,792
犬飼明佳(公明党) 63,095

2026年衆院総選挙(得票上位3名)
山下史守朗(自民党) 91,375
福田徹(国民民主党) 60,084
松田功 (中道改革連合) 43,393

26年総選挙はこの結果で中道改革連合、旧立憲・公明衆院勢力は壊滅的な打撃を受けた。本来足し算になれば12万5000万票になるはずが、遠く及ばない4万3300票に止まった。公明は自民支持票が想像以上に多く、そして立憲もこれまでなんとなく支持してくれていたであろう層を失い、山下氏(元小牧市長)に票を吸い上げられる結果になった。
24年1位だった福田氏(国民民主党)も1万票近く票を失ったが、それでも6万票台を踏みとどまっており、立憲支持層が初の女性総理総裁である高市氏に票をもぎ取られ、公明党を嫌う支持者の流出など重なっての出来事だと思われるが公明党にしても盤石の固定票を持っていないという実態を明らかにもしている。旧立憲松田氏の選挙下手な面と野田代表の拙速な新党結成がこの大敗を招いたと考える。
立憲は野党左派勢力で全国規模で小選挙区に候補を出せる政党だった。このため他の野党左派支持者がどのような思いか程度差はあるにせよ自民党の連立勢力に対抗する意図で票を入れてきたという流れはあったのだと想像している。ここに女性初の総理が総選挙に打って出た中で野田氏は公明党と相談して立憲と公明の合流という作戦に出たことで曖昧な野党左派支持層の「岩盤」を崩落させた。二度もやっていい失敗ではない。

なお26年総選挙の総投票数は6000万票に達しておらず熱狂には程遠い結果だった。09年民主党が政権を奪取した総選挙は7000万票を超える投票数があり昨今稀な高投票率だったことと比較したら初の女性総理総裁が仕切った選挙としてはどこか冷めた熱狂というしかないものがある。25年参議院選挙の方は立憲、国民民主を除いて既存政党の大半が票を減らし野党右派の新興政党に票が流れ込んでおり1000万票以上動いたその内容は26年総選挙に比して劇的なものがあった。

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朝「えみり既読おそーい」(『違国日記』6巻より)

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