能楽鑑賞日記

2026年6月以降の鑑賞日記

弥珠
観世会定期能

観世会定期能

目次

観世会定期能

観世能楽堂
2026年7月5日(日) 13:00開演

能「逆矛」替装束
尉/瀧祭明神:坂口貴信
    朝臣:大日方寛
    宮人:久田勘吉郎
    天女:坂井音隆
龍田山麓ノ者:野村太一郎

  笛:藤田次郎
 小鼓:田邊恭資
 大鼓:亀井洋佑
 太鼓:小寺真佐人

狂言「鐘の音」
太郎冠者:野村萬斎
   主:石田幸雄
  後見:深田博治

能「半蔀」
里女/夕顔女:梅若紀長
     僧:則久英志
   所ノ者:高野和憲

  笛:杉信太朗
 小鼓:曽和正博
 大鼓:大倉栄太郎

能「大仏供養」
悪七兵衛景清:武田文志
  頼朝ノ臣:村瀬提
   源頼朝:坂口和貴
  景清ノ母:岡庭祥大
 頼朝ノ従者:佐川勝貴
 頼朝ノ従者:金子聡哉
 頼朝ノ従者:武田祥照
 春日ノ里人:野村裕基

  笛:成田寛人
 小鼓:曽和伊喜夫
 大鼓:柿原光博

*・*・*

この日は、久しぶりにガッツリお能3本立て。
バラエティに富んだ内容で、中でも「逆矛」と「大仏供養」は初見だったので新鮮な気持ちで楽しめました。

そして、能三曲全てにアイが出ており、万作家が活躍した一日でもありました。

今回の使用面

能「逆矛」替装束

【あらすじ】神聖な龍田山へと赴いた役人の前に、不思議な老人が現れて国造りの神話を語り、自らが神であることを明かして姿を消す。その夜、役人の前に再び本物の神と天女が夜空に現れ、華麗な舞を披露し、伝説の武器である「天逆矛」の神秘的な力と、その大いなる徳を讃える。

天女の紅葉の冠がカワイイ。
神様はカッコ良くてイケメン。
槍を突き刺す仕草もカッコ良い。

前半は地謡メインで眠かったが、
全体的にカッコ良い能だった。

大童子の面が、お色的に直面か?ってくらい顔にフィットしており、カッコ良くて印象的だった。

タイムテーブル

狂言「鐘の音」

【あらすじ】主人の命令で「金(かね)の値段」を調べてくるよう言われた太郎冠者は、それを「鐘(かね)の音」と勘違いし、鎌倉中の寺を巡って鐘の音を聞き比べて帰宅する。太郎冠者は意気揚々と主人に向かって色々な鐘の音の物真似を披露するのだか…。

萬斎さんの「鐘の音」。
相変わらずの“良い音”を鳴らしておった。

何度も観てる演目だけど、太郎冠者の帰宅を主の幸雄さんが満面の笑みで出迎えた時に「あー…😂」って気持ちになった。そして一瞬にして鬼の形相になってしまい、改めて太郎冠者のやらかしに笑ってしまった。

まぁ太郎冠者の言い分もわかるんだけどねw

今回の使用面

能「半蔀」

【あらすじ】京都の五条を舞台にした『源氏物語』ゆかりの曲。半蔀に夕顔の花が咲く荒れ果てた一軒家があり、そこで僧が弔いをすると夕顔の女の霊が蔀戸(しとみど)を押し上げて現れ、かつて愛した光源氏との儚く美しい思い出を懐かしみながら優雅に舞う。

前回観た「半蔀」はこちら⬇️
https://privatter.me/page/6875a1418ef8f

丁度1年前に観ていた演目。
曲に対する印象はその時に語ってるので割愛するが、まさに可憐な夕顔を拝める幽玄の世界だった。

脇正面からの鑑賞

能「大仏供養」

【あらすじ】平家の生き残りである勇士・悪七兵衛景清が主人公。東大寺の法要に現れた宿敵・源頼朝を討とうと襲いかかるが、見破られて激しい立ち回りの末、再起をかけて姿を消す。

現在能で、配役完璧でドラマティック!

中でも息子を心配そうに想う母の姿が印象的で、助演男優賞ものだった!(…男優?でいいんだよな😅)

てか、ワキ方強っ!
村瀬提さんに正義感強い役をやらせるとハマる。

ツレの武田先生の見事な仏倒れも素晴らしかった👏

シテからは復讐に対する執着が感じられてカッコよかった!

アイの裕基くんは、すっかり自分の色になってきたなァと成長を感じた😌

能楽堂のスポンサーからお土産を頂いた