Bluesky がなんで心地いいのか

三澤祐喜

最近 Bluesky を使って感じる楽しさや面白さの正体について、ちょっと分かった気がします。

正直に言うと、僕は主要な SNS が苦手で避けてきました。炎上は見たくないし、見たくもない投稿や広告が勝手にタイムラインに流れてくるのも耐えられませんでした。とはいえ、自分の言いたいことを自由に発言したい気持ちはもちろんあったし、インターネットでいろんな人と知り合ってつながりを持てたらいいなとも思っています。X や Facebook でもそれは実現できるのかもしれませんが、雑音があまりにも多すぎるし、自分にとってあまりウェルカムじゃない人まで寄ってくる。
そんな理由でほんとはやりたいけど、僕はこれまで主要どころの SNS を使うことができませんでした。

仕事の面でも同じような思いを抱いていました。僕は行政書士として一人で事務所運営をしていて、SNS をすればもっといろいろな人とつながりができるのではないかな、もっと使えないのかなと考えてきました。そこでLinkedIn も仕事用 SNS の候補に挙げて実際に今も使っているのですが、どうもしっくりきません。
つながりの数を追いかけているだけに見えるアカウントが大量にあって、全く面識も関係もなさそうな人からの申請ばかり届き、その後の交流はもちろん無し。
「フォロワーやつながりが数百人単位になればいいや」という行動原理だけで動いているようなアカウントばかり、操作しているのが人間なのかアルゴリズムなのかよく分からなくなってきます。そんなわけで、LinkedIn は最近放置しています。

そんな中、昨日 Bluesky の成り立ち?を調べていました。「プラットフォームではなくプロトコルである」という考え方。
マイク・マスニック氏が2019年8月に書いた「Protocols, Not Platforms」という論考[1]は、自分がそれまで漠然と感じていた違和感についての話でした。
既存の SNS はプラットフォーム側の都合、つまりアルゴリズムや広告収益に踊らされていて、利用者であるユーザーには選択権や自由がほとんどない。

そう考えると、今 Bluesky が心地いいと感じる理由は、どこか WordPress 的な部分があるからなのかもしれません。自分でブログを立ち上げて、自分の言葉で言いたいことを発信する、そのスタンスをそのまま保てる場所。僕はずっとそういう SNS を求めていたのだと思います。数に踊らされるゲームではなく、同じ関心を持つ人が自然に集まり、つながれるもの。派手じゃなくてもいいし、フォロワー数や「いいね」の数を競わなくてもいい。ただ自分の意思で選び、自分の発信をして、自分のつながりを作っていく場所。

仕事に活かせるかどうかで言ったら、現状ではほぼ活かせないと思います。ただ、トニー・シュナイダー氏のインタビューで少し言及があったように、クローズドなプライベートコミュニティ[2]を作れるようになった時は、全く話が変わってくるのかもしれません。

これからどんどん変わっていくし、きっと良くなるし、もっとみんながその可能性に気付いて、これからアカウントは作ったけど放置している人も、それに気づいたら。
どんどんアクティブユーザーが増えていく気がするのでは・・・と、僕はそんな風に思っています。


  1. https://www.techdirt.com/2019/08/28/protocols-not-platforms-technological-approach-to-free-speech/ ↩︎

  2. https://www.theverge.com/podcast/974387/bluesky-toni-schneider-interview-ai-atproto-atmosphere↩︎

三澤祐喜
三澤祐喜 @misawa-yuuki.com

いろいろ試しているので、しばらくひとりごとがおおいです。AT Protocol、ATmosphereに興味を持っています。でも技術的なことはわかりません。ひたすら使う側で生きてきましたので。士業。一人事務所。いろんなツールを使ってみたい。

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