港から5分の楽園・臼杵市佐志生(さしう)黒島
大分県の18市町村の中で、私がもっとも好きなのが県南の佐伯・臼杵だ。漁業・海運業が盛んな海の街。地元別府だってもちろん海に面しているのだが、やはり温泉と観光の街であり、一般住民の暮らしはそれほど海に直結しているわけではない。
今回は今までに訪れたひとつひとつの場所に焦点を合わせて記事を書いてみる。記事を読んで実際に訪れてみたいなと思われる方もいるだろうが、設備・シャワーやトイレ、宿泊条件などについては状況で変わることもあるので都度調べていただきたい。ネットで情報が見つからない部分についてはコメントでも頂ければお教えできることもあるかも。
まずは佐志生の黒島について。
黒島は日本史を履修された方ならピンと来るかもしれない。後に家康の家臣となり外交のきっかけになったイギリス人、ウィリアム・アダムス(三浦按針)が苦難の航海の末に漂着した離島である。
現在定住している住民はおらず、地元の有志の方々が通って管理運営しているいわばレジャー専門の島になっている。
渡し船に時刻表はなく、渡りたいと思った時に港の係員に頼んで電話してもらうか、あるいは黒島荘の方に直接連絡して来てもらう方式である。
渡し船と呼ぶにはあまりにも立派な船が来てくれる。この日私たちは8時前に乗船場に着き、島への一番乗りだった。船は貸切。時期にもよるのかもしれないが、客室はあるがすぐ着いてしまうので利用する人もいないらしく締められていた。
売店での業務から貸し出し道具のメンテに至るまで、有志の方とアルバイト(たぶん)で担っている。
この休憩所のほか、海岸にも屋根付きの休憩所(有料)があり、わざわざサンシェードを持っていかなくてもよい。ただ場所は限られており、ハイシーズンは混雑状況を確認したほうがよいだろう。完全な砂浜ではなく、休憩所下は傾斜している上石もごろごろしているので決して座りやすいとは言えないが、自然の中ということで。それからけっこうアリの数が多いので気になる方は対策をしてほしい。
こちらの海はどこも大抵穏やかで浅瀬が広く、ファミリーでのレジャーに適している。船で渡ることも含めて子供さんには刺激的な体験になるのではないか。
この時は八月も終わりということもあって、花はそれほどなかった(ハイビスカスはこれからのようだった)が季節によっては美しい花で彩られ、写真映えするスポットも多い。椰子の木もある(九州を訪れると海岸に背の高い椰子に似た木が植えられているがあれはだいたいソテツ)。
8月の30日であり、海水浴場として売店などの営業は31日で終了。働く人々ものんびり打ち上げモードだった。
ただシュノーケリングする場としてはいささか収穫が少なかった。豊かな藻場ゆえに魚が隠れて出てこないのである。北の岩場より、むしろ沖合で大きい魚を目撃することのほうが多かったかも。純粋なリゾートとしての評価とシュノーケリングする場所としての評価は別軸になる。だいたい反比例になることが多いかもしれない。これはシュノーケラーとしてまだ経験の浅い私たちにとってちょっとした悩みである。
他にも森の中の古墳や、黒島城址など見どころが多い島なのだが、1日でまわり切るのはちょっと難しい。できたら三、四日滞在してみたいけれど、費用や食料の調達などを考えると…。海のレジャースポットはだいたい四人以上での利用を想定していることが多いので、二人だとどうしても割高になってしまう。
島に一番乗りして、帰りも最後になった私たち。プレジャーボートで颯爽と帰っていく島の人に大きく手を振って。さようなら、来年もまたお世話になるでしょう!
島のインスタアカウントもある(リンクがうまく動作しないようなので、うすき黒島で検索してね)ので、島の楽しい雰囲気をどうぞ。
政治・社会運動・ジェンダーなど思想の話はごめんなさい。 趣味:鉱物収集・アクセサリーづくりや編み物など。 好きな場所:海・カフェ・美術館・図書館・大浴場とサウナ 大の犬好きですが、わけあって仔猫とご縁があり一緒に暮らしています。
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