置いてけぼり
「竹屋〜っ竿竹〜っ」通りかかる軽トラのスピーカー音。前に聞こえてたこの録音された声は昔風おじさんの声でその昔はこれを生声でやってたんだろうなぁと少しレトロさを感じさせるものだった。生の声ならきっと反応が違ってただろうなぁ。そんなノスタルジーを思わせる音だった。ところが最近この声がアニメ声のような若いというか女の子のような高いキーの声にいつのまにか変更していた。
これはどこかで聞いたことのある声。セリアのセルフレジの声に似ている。生協店でも生協のマスコットキャラ役の声の設定なのか定期的に店内に子どものような声で何か宣伝していてうるさい。「◯◯ナノダーッ!」と言葉の端々に言う。何を宣伝してるのかはこの声が聞こえるたびに意識的に耳を塞いでるのでわかってないけど店に訪れるたびにうんざり。もう少し静かに買い物したい。その点ベニマルは比較的静かなのでストレスが少ない。
こんな声を好意的に受けとめる層はどんな層なんだろう。母性本能をくすぐらせるためだろうか。意図がわからない。
先日ある生協で試供品を配ってる側にデカい生協のゆるキャラがフラフラしながら立っていて驚いた。なかなかゆるキャラに遭遇することはないというか初めてかもしれない(別に遭遇したいと思ったことないけど)。その中の人を想像してしまいちょっとにっこりした。店内はとても涼しいので中の人はそんなに大変じゃないんだろうなとかいややっぱりそれでも暑いのかなとか…そして意外にデカくて圧倒的な大きさがある。重いかもしれない。中の人の目の位置はどこら辺かなとか子どもは遭遇したら喜ぶのかななどと考えて少し楽しくなった。子ども対象だけではなくそうした大人の反応はその場を和ませるからゆるキャラが使われるようになったのかもしれない。なのでそこまで忌み嫌うわけではないけど何処にでも溢れかえってるように見受けられてどうしちゃったのこの世界は(日本だけ?)と思う。
テレビ番組でなにかとその番組のキャラクターやゆるキャラが出てくるけどこれはどういうことなんだろう。子ども向けの番組なのか子どもが観てもわかるように配慮してるのか。ゆるキャラはたしか国の補助金が出るから増えたというような話は聞いたけれどなんだか異常だなとずっと前から思っていた。
犬と人が見つめ合うとどちら側からもオキシトシンが出るのだそうだ。
可愛いのは人類を救うのか、それがさまざまなセールスに結びついてるのか。
ある特徴のアニメの絵もよく見かける。これも女の子の絵。子どもだ。主に男性が好んで使ってるけど生理的に不快になるのでなるべく視界に入らないようにスルーしている。あれは何かの漫画のキャラクターなのかもしれないけど子どもが使ってるわけではない。
みんなそれらを心地いいと思ってるのかな。
少しずついつの間にかだんだん、この世界から置いてけぼりになっていく気がしている。
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