香害ってなんだという話 2025年12月23日 19:08

猫

これもnoteから転記。香害体験漫画に触発されたやつ。とっちらかってる文章だなとはなる。長文を久々に書いてるからかも。まあ今書いても似たようなもん。 2026年10月17日


自分の言葉で書く。こんな場末のnoteでも出会ってくれて知り始める人が一人でもいてくれたらうれしいから。

香害やそれに伴う化学物質過敏症は、水俣病やイタイイタイ病などと同じく公害に属する社会悪だ。日用品であるという点で煙草による煙害やお酒による問題などとも近い。ハウスダストや壁紙の成分などによる昔の言い方かもだがシックハウス症候群や、石綿のアスベスト被害などにも近い。最近ではPFAS汚染とも近い。放射能汚染とも近い。
根本的に人体に生物に有害な物質を望まぬ人々に暴露させるということで健康被害が引き起こされるという問題だ。国や企業、社会や人々の活動によってそれらは引き起こされる。

水俣病の経緯やその時の社会、政府の失敗については下記動画をぜひ見てほしい。

さて、話を香害に絞る。話はとても簡単だ。
柔軟剤や清涼剤や抗菌剤、化粧水や香水などに使われる香料をメインとした化学物質が空気中や公共空間にある紙や衣類などの物質を汚染し、それにより体調不良を引き起こされる被害者の生活が奪われる、という公害だ。

P&G花王LIONの大手洗剤メーカーだけじゃなくあらゆる企業の製品にそれらは当たり前のように使われている。その点で食品添加物による健康への害などと近いものはある。がしかし、食品を長持ちさせたりと功罪ある添加物とは全く違い、完全に害のほうに振り切れているというのが特徴だろう。マクドナルドなどのファストフードなどと近いかもしれない。

香料に付加価値が存在するというのがまず第一だ。花の香りなどと言われたらなんだか良いもののように感じる。なんでも香りがないよりは香りがついていたほうがいいんじゃないかと思うだろう。しかしそれは天然エッシェンシャルオイルなどの場合だろう。それも余計な物質がないもの。
実際には無害を装っているが日用品のそれらは、人工的に抽出され化学物質が添加され人体に有害なもんがこれでもかと使われている。なぜか、それは香りを長持ちさせるためだったり、コストを削るためだ。どんどん足し算を行っていって、こんなに素敵な商品なのよという風に宣伝をして、ほとんど石油原料で安価に作られた粗悪品を売りつけ、売り上げを重ねる。そういう経済的利益最優先によって、この公害は引き起こされている。人の健康や命よりも経済活動を優先することによって、被害が止まらず拡大し続けている。

その中でもひと際被害が強くでかいのは、洗濯洗剤や柔軟剤による害だろう。もちろん食器洗い洗剤やシャンプーリンスなどによる汚染もひどいし。抗菌剤や除草剤などでも被害はでる。しかしより拡散し公共空間を汚染しているのは圧倒的に洗濯用の商品だろう。
公共空間にて服を着ない人間はいないだろう。真夏ならみな薄着だが、それでも着ている。そのほとんどが現在汚染されている。人口のかなりの割合の人間が、薬局やスーパーで普通に売られている微弱な毒によって、せっせと衣類を汚染している。そしてその毒に身体が耐え切れなくなった人間から次々と健康被害が出て、当たり前の日常を奪われてしまう。
ここに現場地域が限られるほかの公害事例との大きな違いがあるだろうと思う。お酒や煙草による害とも近いというのはこの辺のあまりに大衆化された害という点だろう。

大気汚染というのは深刻だ。建物内はもちろん、屋外であっても洗濯ものがたくさん干されている横の通りはその毒が充満する。そしてそれらは、簡単には落ちない。香害と煙害が違うのはここもそうだろう。衣類や繊維に長く定着するように作られた柔軟剤などの香料化学物質は、ちょっとやそっとじゃ落ちない。純粋な煙草の臭いなどは洗えば落ちる。それはちょうど埃のようなゴミなのか、ガムのようなゴミなのかという違いで言い表すことができるだろう。もちろんどちらも害ではあるが、厄介さが違う。

電車やベンチ、あらゆる施設の椅子やシートやベッドなどに、それらは付着している。まるで醤油のシミのように。そして無香料洗濯をしている衣類にそれが触れると、移香といってちょっとやそっとじゃ落とせない汚れになる。被害が拡大する要因になっている。
衣類だけじゃなく当然人間の髪の毛や体毛なども汚染される。

そんなもので毎日せっせと衣類を汚染していて、どうして日常の人間由来の汚れが落とせるだろうか。
生乾き臭というものがある。これはもう仕方がないものだと多くの人が思い知らされている。それを何とかするために天日干しをしたり、柔軟剤や抗菌剤や漂白剤を洗剤に混ぜたりする。しかしこれの原因ははっきりしていて、雑菌を残す洗濯方法だ。合成洗剤や柔軟剤により、雑菌は生きたまま衣類に残る。そして繁殖する。石鹸やアルカリ剤ではそれがない。まったく利にかなっていない洗濯方法なのだ。
生乾き臭とはすなわち香害メーカーによるマッチポンプの火の部分。それらの臭いにおいを誤魔化すためにより強力な香り成分を付与するし、それの価値があがるのだ。普段石鹸で洗っているようなタオルは煮ても酸素系漂白剤で漬けおきしても水が真っ黒になどならない。しかし柔軟剤などを利用してるタオルはそうなる。汚れや菌ごとガムのようなゴミでマスキングして、落ちなくさせているのだから当然である。衣類がだめになる速度もあげている。まったくサステナブルではない、経済的利益のために人々の生活を不安定にするものだ。そんなものは使うべきではないし、売らせるべきではない。有害成分を規制し、正しい洗濯方法を周知徹底するのが公の仕事だろう。

話の核心は以上だろう。いろんな化学物質が大量に洗濯排水から検出されている。当然人体には有害で、本来洗濯に使うような物質ではないにも関わらずだ。殺鼠剤と同じ成分までも洗濯洗剤に使われている。成分表記の法制度は未完成で、さらさのように実際は入っているのに香料の表記をしていない製品すらある。このような非人道的な状態が日常なのが、この業界なのだ。奴らは蛍光塗料と言ってシャツやタオルを白くみせるために洗剤に塗料を混ぜるようなことまでしてきた歴史がある。まさしく欺瞞、まさしく悪だろう。

香料とは、本来料理の調味料のように何かを彩るためのものだ。天然アロマによるリラックス効果だって本当だろう。それが有毒な化学物質と融合したり、偽物の人工香料が作られたりして、健康被害を引き起こすというのは、香料や馨りというものそのものの価値を貶めている。それが彼ら香害メーカーなのだ。もちろん天然物質といえども毒にも薬にもなる。天然だからすべて安心などというわけじゃない。石鹸もアルカリ剤もなんでもいいわけじゃない。衣類を洗濯するのに適しているとはいえ、万能ではない。汚れに合わせて使い分ける必要があるし、適材適所というものがある。

しかし料理に毒を混ぜるのが毒殺を狙う悪党のやることと同じように、日用品に毒を混ぜるのは巨悪であるとしか言いようがない。それもすぐには死なないような、微量のしかし着実に体をむしばむ毒を。
ほんとうに許すことなどできない。香害をなくすため、あらゆる公害をなくすため、あらゆる理不尽をなくすため、手を取り合って、苦しむ人を助けてほしい。以上だ。

猫
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