石鹸のすすめ(お風呂手洗い編)

猫
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2026年8月11日 22:13 これも一応noteから転記だけど、こないだ書いたやつ。石鹸はいいぞ。


石鹸をおすすめし、普及させるためにここに記す。
あくまで使用したことのある石鹸についてしか記述できない。
洗濯などの石鹸については文量が増えややこしくなるため記事を分ける。
最初の石鹸についての共通情報だけでも読んでほしい。

共通情報

固形石鹸について

  • 固形石鹸は液体石鹸よりも若干コスパが高い(水分量が少なく高密度、使い方にもよる)。

  • 固形石鹸は液体石鹸よりも肌や毛に若干優しい(液体せっけんの脂肪酸カリウムよりも脂肪酸ナトリウムのほうが優しい、体感的には誤差)。

  • 固形石鹸は減りが視覚的にわかりやすいが、液体石鹸は詰め替える必要がある。

  • 固形石鹸はグリセリンなどの保湿成分が先に流出するため、後半の小さくなった石鹸よりも使い始めの石鹸の方が保湿成分が多くしっとりする。そのため頭や毛やデリケートゾーンを洗う際は小さくなる前の石鹸、それ以外の腕や脚を洗う際は小さくなりつつある石鹸で洗うといい感じ。

  • 固形石鹸はお湯にジャブジャブしながら使用すると減りが早い。保湿成分が流れ出てしまう。直接お湯につけず濡れた手や濡れた髪などにこすり泡立てよう。

液体石鹸について

  • 液体石鹸は泡で出てくるものが多く使いやすい。髪などでも泡立ちもしやすく、合成洗剤と同じ要領で使えるため石鹸生活に移行しやすい。

  • 浴用タオルなどで泡立てて背中や体を洗う場合、固形石鹸よりも液体石鹸のほうが泡立ちやすく無駄なく使える感じする。

  • 僕としては固形石鹸がお気に入りで、液体石鹸は総じて脱脂力が高いという印象があるため、後述していくおすすめにも固形石鹸が多いが、液体石鹸もおすすめではある。

諸注意

  • 髪や体毛などを石鹸で洗うとアルカリ性に傾きゴワゴワする。クエン酸の配合されている石鹸用の酸性リンスを使用すると、中和され保湿され手触りもよくなる。必須。僕はもはやクエン酸粉末そのものを手に取り髪の毛に付けている。

  • 肌のツッパリ感のようなものも、アルカリ性によるものなので、クエン酸で中和してやると肌もしっとりする。パックスナチュロンは肌用のリンスも出してたりする。基本は必要ない。

  • 身体でも毛でも衣類でもなんでも、汗などまずはお湯で落とせる分はしっかり予洗いしてから石鹸を使おう。泡立ちがよくなる。

  • とくに髪の毛だが、香害にもなるような市販のよくあるシャンプーを使用していた後に石鹸で洗髪する場合、ゴワゴワしキシみ髪の毛の質が落ちたように感じることがある。

  • 市販のシャンプーの多くはラウレス硫酸ナトリウムという刺激の強い硫酸系の洗浄剤が使用されている。

  • その刺激の強さで髪の毛がボロボロになるが、それを誤魔化し髪の毛を滑らかにするため、機械に使うようなシリコンなどの潤滑剤が配合されたコンディショナーリンスやトリートメントが売られている。まさにマッチポンプだ。

  • 石鹸メーカーの出す酸性リンスの多くはシリコンなど髪の毛を化粧する成分が無添加であるため、石鹸はダメだと感じる原因となる。

  • 石鹸生活を何か月か続けると髪本来のダメージが減っていき、徐々に回復していく。

  • パックスナチュロンのトリートメントなど、天然成分等であっても髪を滑らかにするものがあるため、石鹸生活初期は使用するといいかもしれない。

  • オリーブ油やツバキ油やヒマワリ油(100%の製品)などを直接ヘアオイルとしてお風呂上りドライヤー前に手に数滴出して髪に塗布すると、熱ダメージから守られて髪の毛が保湿されて回復を助ける。

その他

  • オリーブやヒマワリなどのオレイン酸がメインの石鹸の方がしっとりと手肌に優しく、菜種やヤシ油などが中間で、パーム油がさっぱり脱脂してしまい手肌に刺激が強い傾向がある。

  • グリセリンが添加されている石鹸はマイルドにしてくれているが、減りが早い。石鹸製造の製法によっても全く洗い心地や寿命が異なる。

  • 脂肪酸分98%などとされるぎゅうぎゅうな固形石鹸は洗浄力が高く、顔や身体を洗う浴用というよりも台所で食器洗いや洗濯の用途としての販売が多いが、手洗いなどで使用することは可能。

パレスチナ・オリーブ

  • パレスチナヨルダン川西岸地区で生産される良質なオリーブオイル100%の石鹸。フェアトレード。イスラエル軍や入植者による暴力や様々な権利侵害を受けながらも生産されている。代表は定期的に生産者を訪問し、その実情などを記した小冊子を商品購入者に送付してくれる。石鹸以外にもいろんな商品がある。

  • ザクロエキス入りと入ってない通常版がある。100g。

  • なめらかな洗い上がりでとにかく肌がすべすべになり、手荒や頭皮のかゆみなどがめったに起きなくなった。ザクロの方が肌を整えてくれると感じる。

  • ザクロは天然香料として香りがある。僕はしんどくならない香りだが、強く感じる方もいる。

  • 僕はザクロ入りをお風呂用として主に頭と顔を洗い、通常版を日々の手洗いと朝の洗顔用として利用している。

  • 価格は現在990円と高いが、オリーブオイルが使用された石鹸は総じて1000円近くが今は目安であり、コスパは十分高い。

  • 色味はベージュ系の明るい色。透明寄りのオリーブオイルが原料なのかも。

パックスナチュロン

クリームソープ 100g

  • パックスナチュロンで僕がずっと使っているシンプルな石鹸。パーム油ヤシ油の石鹸なので脱脂力はあるほうだが、グリセリン配合で十分優しい。

  • 低価格帯の浴用石鹸としておすすめ。昨今値上がりが激しいが、それでもなおコスパがいいと思う。

  • 僕は外から帰宅した際、香害で汚染される髪の毛を落とすために何度も頭を洗う必要があるため、その時に主に使用する。オリーブ石鹸節約のため外から帰らなくてもたまにこれで全身洗ったりもする。気分で変える。

  • 僕が使っているのは無香料の緑のやつだけど、いろんな香りのバリエーションがある。試しに買ってみてもいいけどメインで使うというより香害落としとして使っているので無香料じゃないとその確認ができないので、買おうとはなれない。天然香料であるしパックスなので何日も残るような強烈な香りで害にはなりにくいとは思うけど、辛くなる人もいるとは思う。

お風呂の愉しみ マルセイユ石けん無香料 120g

  • 現在は買ってないが、パレスチナ・オリーブ石鹸の生産や輸入が危機に即してしまった際の代替先の一つとして検討している石鹸。

  • 一度使った感想としてはなめらかでとても優しい石鹸だが溶けやすい。コールドプロセス製法でそうなっている模様。グリセリン含有量が多そう。オリーブオイルが72%で他は多分ひまわり油かヤシやパーム油という感じ。価格は1200円くらいで高い方。

その他

  • パックスベビーには以前固形石鹸があり、それがお風呂の愉しみのオリーブ石鹸をマカデミアナッツ油メインに変更したような商品で、とてもよかったのだが、最近確認したら公式からもヨドバシからもなくなってしまったので販売終了してしまったようで残念。赤ちゃん用ということで液体石鹸で十分需要を満たしているということかもしれない。

  • パックスには化粧石鹸Eという最安の石鹸があるが、僕にはパーム油の石油っぽい原料臭が強くてだめだった。質感や形はクリームソープとそっくりだが、確かな質の違いがある模様。

  • パックスナチュロンはもちろん液体石鹸もおすすめ。ただしどれも天然香料配合。天然精油であるため香害にはなりにくいが注意が必要。パレスチナオリーブのザクロと同等以上に香りが強いと思う。

  • パックスナチュロンの商品の多くはヨドバシ通販で購入できるのでとても助かっている。僕は歯磨きジェルもパックスナチュロンのを購入使用。

アレッポからの贈り物 190g

  • 丸長という会社が輸入するシリア産の石鹸。

  • ヨドバシの通販で見つけたコスパがめちゃくちゃ高いオリーブオイル100%の石鹸。最近試しに買ってみてその良さに感動。

  • ヨドバシなのでさらに安くなっているが、定価であっても安い。パレスチナオリーブなど大体の石鹸が重量が100gであるところ、こちらは190gとなっているため、同価格であっても安い。

  • 洗い心地としても最初はグリセリンの塊なんじゃないかというくらいぬるぬるでしっとり洗われ、後半はさっぱり系の石鹸と同様になる。

  • 長い期間熟成され作られるというので、鹸化がかなり進み、石鹸特有のどこか祖父母の家のお風呂場のような、お線香にも近いような懐かしい匂いが強い。僕は大丈夫だが人によっては苦手な方もいると思うので注意。そのおかげのしっとり度合いだと思われる。

  • 色味はかなり深い緑。新品の外側は漬物のように渋い色となっていて、少し使用すると内側が綺麗な深緑になっている。緑系のオリーブオイルが原料なよう。

  • ローレルオイル配合のバージョンもあり、そちらも今後試す予定。さっぱりするらしい。試したら追記していく。

  • シリアアレッポ産の石鹸は伝統工芸品的にたくさん工場があるらしく、有名なアレッポの石鹸とアレッポからの贈り物は別物。アレッポの石鹸はノーマル版でもローレルオイルが配合されている模様。贈り物よりも値段は高いがアレッポの石鹸も200gでコスパが高い。そちらもヨドバシで購入できるため今後試していく予定。

ねば塾

やさしいせおと

  • ヤシ油がメインと思われる石鹸。パレスチナ・オリーブの石鹸くらいハイクオリティななめらかさを感じる。ねば塾の石鹸の中でも一番肌への刺激を抑えたらしい。コスパもよく、おすすめできる。

  • オリーブ油メインの石鹸ほどのしっとりさもないが、パーム油メインの石鹸ほどの刺激の強さもなく、とてもバランスがいい石鹸だと思う。

  • ココナッツ的なヤシの甘い風味を若干感じるくらいで、全く嫌な臭いがしない。

かおりの思い出 ミント

  • やさしいせおとに似た使い心地だが若干質が落ちる感じ。ヤシ油も入っているがパーム油も入っている感じ。そこに天然香料が入っている。

  • 今回試したのはミントで、とてもさっぱりして夏のこの時期にはいい。パックスナチュロンのミントの液体石鹸とも近い。徐々に他の香りのも試してみようかなとなっている。

  • いろんな香りのバリエーションがあるという点は、パックスナチュロンのクリームソープの上位互換のようなイメージかも。

その他

  • 現在他にねば塾で買ったのは「白雪の詩」「なるせのせおと」という脂肪酸分98%の台所や洗濯用の固形石鹸。こちらもクオリティの高さを感じ、パックスから変えようと思っている。

  • 浴用の固形石鹸では液体石鹸である脂肪酸カリウムとシア脂が配合されている「いつくしみ・ね!」など、ほかの浴用石鹸も試してみたいと思っている。

その他の石鹸メーカー

下記はあんまりお勧めできないが、入手しやすかったりするし、試してみてその違いを知るということはいいとは思うので、僕が使用した所感を記しておく。

シャボン玉石けん

  • 大昔に浴用も手洗いもシャボン玉せっけんで統一し液体石鹸を使用してたことがあるが、脱脂力の強さやそれまで合成洗剤に侵されていた身体では逆に手荒れや髪のごわつきが出てしまって石鹸生活へ移行するのに失敗した。

  • 最近購入していないため比べれてないが液体石鹸はミヨシと同様に洗浄力が高いと思われる。

  • それでもちゃんと使えば問題なく現在でも使用できるはず。外でトイレなどでシャボン玉石けんが置いてあると嬉しい。

  • 固形石鹸は植物性せっけんを購入したことがある。つまりそれ以外は動物性油脂が使われているため、選択肢とならない。これは油の質の悪さを感じた。原料臭が強く雑菌臭にも近い感じ。肌に使うのはこれ以上はやめようとなった。

  • シャボン玉石けんは企業としては人権優先で香害などに対しても啓発を行っているが、EM菌という疑似科学とされるものに傾倒していたりと残念な点がある。応援はしている。

ミヨシ石鹸

  • こちらも固形石鹸は動物性油脂が使用されているため購入していない。

  • ミヨシの液体石鹸もシャボン玉石けん同様にかなり脱脂力の高さを感じた。少量でもうすっきりさっぱり洗われてしまって肌も毛もつっぱるイメージだ。そのため購入したが、外出から帰宅後の手洗いでのみ使用していた。

  • シンプルな液体石鹸の商品は原料臭もなくとても使いやすく、その脱脂力の高さに注意すれば使いやすい。デザインの良さも好きなポイント。

  • 僕はミヨシは食器洗い用の液体石鹸を使っている、菜種油が原料のため手肌に優しい。応援している。

PAPOUTSANIS パポタニス

  • ヨドバシで見つけたギリシャ産の安価なオリーブ100%石鹸。

  • ヨドバシのコメント欄によればダイソーでも安く売っているらしい。古くなったものがダイソーに流れているのではみたいな噂も書かれている。

  • 洗いあがりはかなりさっぱりで脱脂力が強いタイプ。そのため髪の毛などを洗うのにはあんまりおすすめはできない。

  • こちらはアレッポからの贈り物と同じく緑が深いタイプの色味で綺麗。アレッポ産の石鹸を熟成させる前はこうなのかもと思わせる。

  • 安価でありながらも無添加石鹸で、オリーブオイルな点はとてもいい。

石鹸選びのコツ

  • 僕の場合、香害被害者かつヴィーガンであるため、無添加石鹸一択となる。

  • 大手企業など市販に売られている石鹸の多くは合成香料や防腐剤が添加されている。合成香料も防腐剤もどちらも低い油の質を隠し石鹸の質の悪さを隠すものとなる。

  • 無添加せっけんでもシャボン玉せっけんのように原料臭がひどいものがある。しかしそれらが全くしない、むしろ原料のいい香りがするパレスチナオリーブやねば塾の石鹸もあるため、油の質や製造方法などが大きく関係しているのだろう。

  • 共通情報にも記したが一口に石鹸と言っても食べる油と同じくその脂肪酸組成によって様々な特徴がある。人体の油分に近いオリーブオイルなどが肌に優しいのは言うまでもない。しかしそのオリーブオイルも様々な種類がある。

  • パーム油の脂肪酸組成はかなり脱脂力が強くなる石鹸となっており、石鹸を使っているのに手荒れがするという場合はこれらの可能性が高い。高いからと忌避せずに、騙されたとおもって一度オリーブオイルがメインの石鹸を使ってみてほしい。

  • 石鹸にはよく牛脂や豚脂が使われてしまっている。畜産により無残にも屠殺された動物たちの死体から得られる油脂だ。石鹸への利用を止めたところで食肉産業をなくすことはできないかもしれないが、この残酷なループ、地球温暖化の原因となる温室効果ガス排出を減らすためにも、動物性由来の商品を必要としない生活にシフトしていくべきだ。石鹸だけじゃなくあらゆる商品で原料をよくよく確認し、消費という社会に影響を与える重大な選択を行ってほしい。

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