米国政治キーワード 第34回 / 全34回

(34)コロンビア特別区

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例によって複雑怪奇な仕組みで動いている地域の話なので英語版のWikipedia記事を読むのが一番だとは思いますが、概要のみ。

建国早々からの合衆国首都としての連邦直轄地であり合衆国大統領の官邸・公邸であるホワイトハウスや連邦上院・下院、連邦最高裁判所など連邦や国際機関の本部が立地する。ワシントンD.C.と呼ばれるがD.C.はDistrict of Columbiaの略称である。

人口は70万人近い。人種民族構成の変動は激しく1940年は7割が白人だったが1970年には7割が黒人・アフリカ系が占めていて白人は3割を切っていた。この黒人・アフリカ系優位は崩れてきており2020年では黒人・アフリカ系41%に対して白人は40%近くまで増えている。これはジェントリフィケーション(住民を追い出しての再開発・高級化)により黒人・アフリカ系が転居を余儀なくされた結果とみられている。なお2010年段階でも昼間人口(通勤者を含んだ数)は100万人を超えていると言われており一大都市圏としての広がりを持っている。

市政は公選による市長と13人の議員からなるコロンビア特別区議会が担っている。1973年のホームルール法により初めて州でも基礎自治体でもない特別な自治体が設けられたものでそれまでは連邦議会が市政に対する権限を掌握していた。なお現在の制度でも連邦議会が優越権を持っており区議会の決定を覆す事が可能である。
刑事司法と司法行政を担う司法長官(Attorney general)は公選で4年間の任期となっている。

Washington, D.C. - Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Washington,_D.C

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朝「えみり既読おそーい」(『違国日記』6巻より)

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米国政治キーワード

  1. 1 (1)有権者たち
  2. 2 (2)激戦州・部族主義・大統領令
  3. 3 (3)統合軍・連邦議会・大統領府
  4. 4 (4)大統領の人事権・国防省
  5. 5 (5)参考図書
  6. 6 (6)激変中の人種民族構成比
  7. 7 (7)選挙人制度と連邦議員定数
  8. 8 (8)合衆国憲法修正条項
  9. 9 (9)合衆国憲法第1条第2節第3項 「5分の3」条項
  10. 10 (10)合衆国憲法修正第1条(いわゆる表現の自由)
  11. 11 (11) 憲法修正第25条 大統領・副大統領の継承
  12. 12 (12)予備選挙制度
  13. 13 (13)徴兵と州兵制度
  14. 14 (14)白人福音派
  15. 15 (15)連邦司法省と法執行機関、検事制度について
  16. 16 (16)党派・人種民族別支持者比と上院人種民族構成
  17. 17 (17)フランクリン・D・ルーズヴェルト大統領
  18. 18 (18)ハリー・S・トルーマン大統領
  19. 19 (19)合衆国連邦裁判所と移民裁判所
  20. 20 (20)連邦最高裁会期制と健康保険制度メモ
  21. 21 (21)“Mahanoy Area School District v. B.L.” 判決
  22. 22 (22)アメリカ合衆国連邦職員数と「政府効率化省」
  23. 23 (23)フィクションにおけるアメリカ合衆国の核戦争 映画編
  24. 24 (24)アメリカの教育・図書館に干渉する宗教右派
  25. 25 (25)フィクションにおけるアメリカ合衆国の核戦争 テレビドラマシリーズ編
  26. 26 (26)アメリカ人の夢
  27. 27 (27)CVN-81を巡って アメリカ海軍航空母艦命名考
  28. 28 (28)『若きワシントン』とアメリカの歴史映画
  29. 29 (29)ワイオミング州
  30. 30 (30)カリフォルニア州
  31. 31 (31)ニューヨーク市
  32. 32 (32)ディアボーン市とヒスパニック系大統領はいつ誕生?
  33. 33 (33)アメリカの州司法行政と検察
  34. 34 (34)コロンビア特別区 この記事