米国政治キーワード 第24回 / 全24回

(24)アメリカの教育・図書館に干渉する宗教右派

m.s. and bluebird
目次

公費で外部団体により運営される公設民営校

アメリカには(自治体によるが)チャーター・スクールという初等・中等教育学校制度がある。

自治体が一定の要件を達成するようにする条件で希望者らの団体を募り、審査の上で採択された場合、希望者らの団体が学校を設置運営し、その運営費を自治体が負担するという公設民営校の制度となっている。

当初はコンピューターリテラシーや新しい教育メソッドをはじめとした先進的な教育の実践が当初の目的であったが、人種民族や宗教要素でまとまっている団体が追及したい道徳観などを公教育として認められるギリギリのカリキュラムでチャーター(認可証)を得ることを狙うところも出てきている。

公教育に介入する宗教右派

日本の教育委員会に類似する自治体設置学校の運営指導にあたる組織がアメリカの自治体でも置かれていて運営体のメンバーを公選にしているところは多い(教育長など運営指導体の長はメンバーによる互選が多いとされる)。

宗教右派の人で公教育では信仰というその人たちにとっての日常において教育の場でも教えるべきだと信じている。彼らは他の信仰に対して不寛容であり、なんとかして自身の願望の実現を図るとともに信仰心を同じくしない人たちを排撃したいと考えている。だからこそ他人の箸の上げ下げをとやかく言うように自分達の信仰からのしきたりみたいなものを押し付けて強要しようとしたり、逆に自分達の信仰と合わない信仰を持つ人達を排除しようとしたりする。

図書館の資料もしばしば標的にされており、特定タイトルを有害として閉架もしくは除籍させようとしたりとかく他人の箸の上げ下げに干渉する人たちは後を絶たない。

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朝「えみり既読おそーい」(『違国日記』6巻より)

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