(39)大統領の"Veto"
目次
Veto(拒否権)
大統領は連邦上下院で可決された法案(これまでに書いてきたように予算案という概念がなく全て法律の体裁をとる)に対して署名を拒否(Veto)する事ができる。猶予は日曜日を除く10日間で署名拒否する旨の書類を差し戻さない場合は署名なしで自然成立する。
連邦上下院はそれぞれにおいて議会開催の定足数を満たし、2/3以上の再可決賛成を議決できれば大統領の署名なしに法律を成立させる事が出来る。
予算法案も拒否できるので大統領が意図的に予算法案を拒否権発動で差し戻して連邦政府閉鎖に追い込むというような嫌がらせというしかない戦術も不可能ではないが、この場合において再可決で対抗できる議会勢力分布があるか問われることになる。
ポケット拒否権
なお大統領の署名猶予期間10日間の終わりが議会休会中にかかる場合、署名せず・拒否権も発動せずだと法案は廃案になる。この場合は再可決対象にならない。「ポケット拒否権」と呼ばれているがこちらの方がより議会に打撃力は大きい。
今回の中間選挙での上院改選数は?
35議席(任期満了による通常選挙33+オハイオ(ヴァンス)、フロリダ(ルビオ)の副大統領・国務長官就任に伴う特別選挙2)。もしも民主党が全勝すれば(さすがにないとは思うが)82議席となる。
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朝「えみり既読おそーい」(『違国日記』6巻より)
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